【春の全国選抜&夏の全国総体の2大大会を制覇!】名経大市邨女子ハンドボール部・浅野監督&選手インタビュー

2022.01.24 written by SPLYZA Inc.

高校ハンドボールの2大大会である「春の全国選抜」と「夏の全国総体」。その2つを立て続けに制した愛知県の常勝軍団。それが、名古屋経済大学市邨高等学校の女子ハンドボール部です。その強さは高校年代だけではなく、大学生チーム・社会人チーム(日本リーグ)の所属チームも出場する日本選手権で東海地域の大学生チームを下し、東海地域代表として日本選手権の全国大会出場を決めてしまうほど。

名経大市邨女子ハンドボール部の強さは何なのか。20年以上この部の監督を務めている浅野監督、そして本年度チーム主力選手であったキャプテンの水谷さん・榎本さん・杉浦さんの3名にお話を伺いました。



ー浅野監督、2冠おめでとうございます。ズバリ名経大市邨の強さはどこにあるのでしょうか?

浅野監督:
明確な答えはすぐに出てきませんが、選手の意識の高さは影響しているかもしれませんね。練習に対する意識や食事に対する意識も高いです。特に今年のチームは能力の高い選手が集まっただけではなく、キャプテンの水谷を中心にまとまりのあるチームだと思います。

ー選手たちの”意識の高さ”を維持する秘訣は何なのでしょうか。

浅野監督:
私がここで指導に携わって20年以上が経ちます。最初の10年くらいはハンドボールの未経験者がほとんどで、県大会に出場できたとしても良くて県ベスト8止まりでした。その後、経験者が4人入部した時に初めて県で2位になり、東海大会に出場するのですが、そこからは経験者が集まるようになりました。

同時期に、教員チームの仲間が中学カテゴリーで実績を残し、その生徒達を市邨に送ってくれるようになったんです。彼らとは一緒にプレーしているのでハンドボールのスタイルや考え方も近く、その指導を受けたメンバーは市邨にきてから早くチームに順応できるという利点もあります。

ハンドボールも時代が変わるごとに進化していきます。ルールもそうですが、その時代に合わせて進化して指導をしてくれる仲間の指導者たちとの繋がりも大切だなと思います。


ー最初から選手を集めていったわけではなく、1段ずつ積み上げてきた伝統なんですね。最後に浅野監督は映像振り返りの重要性はどうお考えですか?

浅野監督:
ハンドボールにおいて映像で振り返ること、分析を行うことは必要不可欠なことです。SPLYZA Teamsは場面場面で見たい時にタグで振り返られる。また、選手たちがプライベートの空いた時間に見ることが出来る。意識の高い選手が多いので、私から何か言うと言うよりも、選手達が自発的にやっていますね。今の我々にとって欠かせないツールになっています。




ー続いて選手の皆さんにインタビューをしたいと思います。皆さんの「名経大市邨を選んだ動機」を教えてください。

水谷さん:
愛知県のハンドボール部においてトップのチームだったからです。

杉浦さん:
私は中学時代に愛知県選抜に選ばれなかったんですが、もっと高いレベルで上手くなりたいと思ったからです。


ー皆さんが思う名経大市邨の強みは何でしょうか。

水谷さん:
練習中や試合中にミスが発生した時に「ごめん」で済ませるのではなく、徹底的に話あって解決してから次に進めようという点を心がけている、意識していることが違う点かなと思います。
榎本さん:
個々でみんなすごい力を持っていて、それが重なりあってチームになっているからだと思います。誰かがミスしてもカバー出来たり、ある人に無い能力を誰かが持っていて、そこを補えたり。そんなところかなって思います。
杉浦さん:
土日の練習では、スピードをつけながら判断する練習をしていて、一人ひとりが考えながら練習しています。ただ、やるだけではなく考えながら練習する意識が他とは違うんじゃないかなって思っています。




ー意識を高く保って日々の練習を行っているのが伝わってきます。ちなみに練習や試合ではどのように映像を活用しているのでしょうか。

水谷さん:
インターハイ中は試合が終わって次の対戦相手が決まったら、夜に必ず全員で対戦相手の映像を見て分析していました。普段から、SPLYZA Teamsでタグを付けて場面ごとに繰り返して見返しすようにしています。
杉浦さん:
無限に時間が使える訳ではないので、SPLYZA Teamsを使ってタグを付けて効率的に見れたのはありがたかったです。

榎本さん:
SPLYZA Teamsを実施する前から映像で試合を振り返る文化はありました。練習試合でも自分のミスやチームメイトのミスって覚えていないことがあって、それを振り返る為に映像はよく使います。SPLYZA Teamsが入ってからはそれがもっと楽になった。という感じです。
水谷さん:
ちなみに私たちはみんな電車通学なんですけど、通学時間とかでSPLYZA Teamsを使って振り返ったりしています。

榎本さん:
通学中、確かによくSPLYZA Teams起動してますね!

杉浦さん:
私もです!

水谷さん:
SPLYZA Teamsを使う前は学校で導入しいてる(Microsoftの)Teamsで動画共有してたりしてたんですけど「あれ?この試合何だっけ…この試合どこの時間見ればいいんだっけ?」って、よくわからなくなってました。




ー最後に、名経大市邨でハンドボールをしたい中学生年代の選手にメッセージをお願いします!

水谷さん:
日本一を目指したいなら是非、市邨で一緒にハンドボールをしましょう!

榎本さん:
私個人としても市邨に来て本当によかったと思っています。浅野先生も選手を信頼してくれるし、それにチームメイトの皆も素晴らしくて。他の学校では経験出来ないことがたくさん出来ると思います。なので是非。
杉浦さん:
市邨ではハンドボールだけではなく、人間性も磨けると思います。レベルの高い環境で様々な経験が積めるし、主体的に動ける人間になれるんじゃないかなと思います。切磋琢磨できる仲間はいつでも大歓迎です。