【第14回ラクロス全日本大学選手権優勝】日本体育大学女子ラクロス部・ 田巻さんインタビュー

2024.01.31 written by SPLYZA Inc.

2023年の第35回関東地区学生ラクロスリーグ戦・女子の部ではプレーオフを勝ち抜き優勝し、その後11月に開催された第14回ラクロス全日本大学選手権大会でも2大会ぶり3回目の優勝を果たした日本体育大学女子ラクロス部。大学日本一となったシーズンについて、次期主将の田巻さん(3年)にお話をうかがいました。

(インタビューは2024年1月19日にオンラインにて実施)



**

ー優勝おめでとうございます!シーズンを振り返っての率直な感想をお聞かせください。

田巻さん
個人的な感想としては、本当にもうラクロスだけと言っても過言ではないくらい時間をつぎ込んできたシーズンでした。練習以外でも、SPLYZA Teamsで動画を見て意見交換するミーティングも頻繁に実施して、チームの共通認識を高めてきました。精神的に削られて辛いこともありましたが、全員で同じ目標に向かって取り組んでいくのが楽しかったです。



ーチームが大学日本一になれた強さの要因はどんなところだと思いますか?

田巻さん
個々の強さももちろんそうですが、ラクロスに対する情熱が本当に桁違いです。3~4時間続けてミーティングすることもありましたが、好きな人じゃないと絶対できないです。

あとは、試合に臨む際の共通認識が本当に全員で取れていて、「対戦相手がもしこのように攻めてきた場合はディフェンスはこうしよう」など色々なパターンを想定して準備を積み上げられたことが、チームとして成長した部分であり、日本一に繋がった要因でもあると感じています。




*写真左が森さん(4年・主将)、写真右が田巻さん(今回のインタビュイー)


ー続いて、映像の活用や分析についてお聞かせください。試合だけでなく普段の練習から撮影されているのですか?

田巻さん
はい。iPadで撮影して、動画をYouTubeにアップしたり、今年度であればSPLYZA Teamsにアップして共有する流れです。



ー映像を活用する文化は既にチームにあった中で、SPLYZA Teamsを知って使い始めた際はどのような印象を受けましたか?

田巻さん
まずはタグ付け機能が便利だと思いました。「ドロー」などの局面ごとにシーンを切り替えられて、自分が見たいシーンにすぐ飛べます。YouTubeだと毎回見たいシーンを探さないといけませんが、SPLYZA Teamsで1度タグ付けをしておけば後から何度でも振り返れるのが良いです。

もう1つ良いと思ったのは、例えばキャンパス間の移動中などにも動画に描き込まれた内容を確認できる点です。私は授業と練習が別のキャンパスなので、朝練を途中で抜けたり練習後のミーティングに参加できないことがあるのですが、他メンバーが動画に描き込んだコメントを移動中にSPLYZA Teamsで確認できるため重宝しています。






ーありがとうございます。SPLYZA Teamsの活用方法や運用体制についてもう少し詳しく教えて下さい。

田巻さん
トップチームの中では分析班を設けて運用していました。“タグ付け班”のようなイメージで、今年度は6名でした。私はグラボ(グラウンドボール)担当でしたが、試合後のミーティングの最後にグラボの良かったシーンを見ようと皆に提案して、「このシーンナイスだね」と褒め合うような使い方もしていました。

分析班以外のメンバーでも、主に上級生ですが気付いた人が動画にコメントを描き込むことはありました。オフェンスだと「○○にはこっちに動いてスペースを空けてほしかった」等の内容、ディフェンスだとチームで決めた守り方が出来ていなかったシーンを指摘する内容、などです。



ー普段の練習映像の振り返りはどんなポイントでされているのですか?

田巻さん
ポイントを強いて挙げるならシュートシーンの振り返りがメインですね。オフェンス視点では、シュートがなぜ決まったか/決まらなかったか、パスの判断、ノンボールマンの動きなどに注目。ディフェンス視点では、1人1人のポジショニングの確認や連動の観点から振り返ることが多いです。




*SPLYZA Teamsのスクリーンショット(描き込み)



*SPLYZA Teamsのスクリーンショット(タグ付け)


ーSPLYZA Teamsを利用してみて、チームメンバーからの反応などはいかがでしたか?

田巻さん
日体大女子ラクロス部は元々データ分析が結構弱いと思っていたのですが、紙に何%などと書き出さなくてもタグ付けの集計データで個人個人のシュート率が出せて、そのデータを基に目標を明確に設定することができたり、皆がそれぞれ良い活用をしてくれた印象があります。



ー冒頭でも話されたように、かなりの時間をラクロスに費やす中で、SPLYZA Teamsの編集が負担になることも正直ありましたか…?

田巻さん
手動で編集するのは大変だなとは思うことはありますが、編集のために動画を自分で見返す過程で得られる学びがあるし、「こういう体勢でここにシュート打てるんだな」といった自分の自信にも繋がっています。

あとは、データを効率的に出すことも大事ですが、「そのプレーがどのように/なぜうまくいったのか」を考えることも大切だと思うので、その点にも価値を感じています。



ー今年度SPLYZA Teamsを活用される中で感じた効果や変化を教えて下さい!

田巻さん
1つ目は、考える力や言葉にする力が身についたことです。言葉にして相手にしっかり伝えることは難しいと思うのですが、SPLYZA Teamsでのアウトプットやミーティングを通じてその力をつけられたからこそ、全員が何を考えているのかを理解でき、プレーもしやすくなりました。

2つ目は、ミーティングの開始前に動画に対してコメントしてくれるメンバーがいるおかげで、以前よりもミーティング時間を短縮でき、効率が良くなったと思います。

最後3つ目は、先ほども触れた通り、キャンパス間の移動などでミーティングに参加できないメンバーに対しても、動画を介してチームの考えを共有できた点です。また、全てのミーティングに参加できるわけではないコーチからもSPLYZA Teamsを通してアドバイスをもらったり、意見交換ができたことも大きかったです。






ーでは最後に今後の目標をお聞かせください。

田巻さん
個人の目標としては、成長し続けて、信頼されるプレイヤーになりたい気持ちが一番大きいです。プレー面でチームに欠かせない存在になることはもちろんですが、生活面や組織面にも多く関わる役職なので、周りの声に耳を傾けて全員がラクロスをプレーしやすい環境作りをしていくことが目標です。

チームとしては、2023年度に大学日本一になった後でプレッシャーももちろんあるのですが、2024年度も挑戦者の気持ちを持って再び日本一を目指して活動していきたいと思います。



ーありがとうございます。連覇のご報告を聞けることを楽しみにしています!



====


■日本体育大学女子ラクロス部 各種SNSアカウント
Instagram
X (旧Twitter)
Amebaブログ