[eSports]日本国内最高峰リーグ・JSL優勝&アジア大会初出場を決めたFIFA19クラブ「FC ONIONS」インタビュー

2019.04.28 written by SPLYZA Inc.

サッカービデオゲームFIFA19のクラブチームFC ONIONS。2019年4月に日本最大規模のリーグ戦で優勝を決め、アジア大会進出を決めたクラブの中で、代表を務める”なるお”さんと、メンバーの”Remi”さんに、クラブのことや映像活用などについてお話を伺いました。


ーまずは、お二人が普段はどんなことをされているのか、あとクラブのメンバー構成などを伺ってもよろしいでしょうか?

なるおさん:お寺の住職で広島に住んでます。

Remiさん:僕は会社員で千葉に住んでます。基本的にメンバーはみんなバラバラの場所に住んでいるんですが、奇跡的に同じ地域に住んでいる方が1人います(笑) なるおさんには会ったことないですね。

なるおさん:全員で15人で、学生が2人、それ以外は普通に働いているという感じです。みんなバラバラですが、今回リーグ優勝できたのでどこかで集まろうか?という話をしているところです。

ーオンラインならではの繋がりという感じですね。この”FC ONIONS"はいつ頃立ち上がったクラブなのでしょうか?

なるおさん:1年前くらいですかね。元々”FC ONIONS"っていうクラブの前に、”Gプリズン"っていうクラブがあって、その”Gプリズン"から分裂して立ち上げられたのが”FC ONIONS”です。なので、立ち上がった当時の多くは”Gプリズン”メンバーでした。今は僕だけしか残ってないんですけど(笑)

ークラブ間でメンバーの入れ替わりは結構あるんですね。ちなみに、なぜ”FC ONIONS”って名前になったのですか?

なるおさん:なんだっけな。 色々候補があったんですが、当時のメンバーであれが良い、これが良いみたいな感じで。誰がこの名前を推したかは覚えてないんですが、サッカーゲームで決着をつけよう。勝負して勝った人がこれを付けて”FC ONIONS"になりました。なんでか?とかは全然記憶にないですね(笑)

Remiさん:熱い想いとかは全くないんです(笑)

ーそんなクラブで今回優勝したのが、JSLリーグですよね。どんなリーグなのでしょうか?

なるおさん:FIFA19の数あるリーグの中でもかなり大きくて、日本一のリーグだと僕は思ってます。所属しているクラブのレベルも高いので。

Remiさん:結構いろんなリーグがくっついてこうなったので、強いクラブが集まってます。

なるおさん:週に2試合、全34試合が約二ヶ月に渡って行われます。今回、優勝できたのでこの先にアジア大会もあります。まだ当分先ではありますが。

ーアジア大会に繋がってるんですか。すごいですね。今回、優勝の決め手など何かあれば聞かせてください。

なるおさん:決め手ですか… 戦術的にはセカンドボールがかなり拾えて、こっちの攻撃回数が多くなったっていうのが大きかったと思ってます。ボールを失った後の守備が良くなったというところですかね。あと、守備的な中盤の選手で、"むぎ"っていう選手がいるんですけど、ボールを失った後の守備がすごい上手いので、この選手の加入は大きかったですね。

Remiさん:今年入ってくれたのですが、選手補強が上手くいったのが一つの決め手だと思います。

なるおさん:トップ下の選手も爆発していて、リーグMVPに選出されるほどの活躍でした。あとはSPLYZA Teamsの導入も効いたと思います。

ー選手補強ですか。現実と似ていますね。ちなみに、SPLYZA Teamsはどんな場面で効いたのでしょうか?

なるおさん:以前から戦術を浸透させるために映像をみんなに共有というのはやっていて、YouTubeにアップして、URLを貼って、この時間のこのシーンはこうで、とかを文章で書いてなどやっていたのですが、それが本当に大変でした。文章も長くなるし、見る側もそれをいちいち読んで、映像を見て、とやらなくてはいけないので、長すぎて見る気せんわ!とかも言われて。。SPLYZA Teamsに映像をアップロードして、そこに書き込んで文章入れてというのができるようになって、ものすごい楽になりましたし、見てくれる人も増えて、戦術を理解してもらう上で効いたと思います。



ー元から映像共有はやっていたんですか。戦術に対してかなり熱いですね。

なるおさん:そうですね。僕は戦術が大好きです。元々は陸上をやっていたんですが、日韓W杯からサッカーにハマって、戦術はhootballhackさん(@silkyskill)の4-4-2ゾーンディフェンスを見てハマりました。

ーなるほど。参考にしている戦術とかはあるのでしょうか?

なるおさん:今はリバプールの守備とかは参考にしてます。前線3枚はリバプールの守備をしようと言っていて、とんとんさん(@sabaku1132)の記事そのまま使ってます(笑)。この人すごいありがたい!みたいな感じで。あと攻撃はレアル・マドリードが近いんじゃないかなーと。ただ理想には程遠いのでまだまだ全然です。

ー理想に近づけるために、映像を使って考えを共有という感じですかね。

なるおさん:そうです。基本的に負けた試合を共有して、僕がポジショニングや、コースの切り方とか気になった所にタグを付けたり、書き込んだりをしてみんなに見てもらっています。ほとんど僕しか操作はしないですが、たまに、もっとこうした方がいいんじゃない?ってことをメンバーが書き込んでくれたりもします。



Remiさん:僕は昔から現実のサッカーもやってたんですが、基本的にその試合のことを覚えてないんですよね(笑)。映像があることによって、あの場面でこうしたら良かったんだ。っていうのがわかりやすくてありがたいです。言われるだけだと理解できてない部分はあるので。

なるおさん:Remiさんは入った当初から比べると、だいぶ伸びたな。と思います。

Remiさん:(笑)

ー指導者と選手の関係性ですね(笑)。バーチャルの世界でも現実と同じようなことが起きていて非常に面白いです。次はアジア大会ということですが、これはどのような大会なのでしょうか?

Remiさん:世界大会に繋がっているという訳ではないですが、アジアチャンピオンを決める大会です。東アジアのクラブ同士で戦います。

ー楽しみですね。最後にアジア大会に向けて意気込みを聞かせてください。

なるおさん:オニオンズとして初めて戦うアジア大会ですが、優勝できるよう頑張ります。

Remiさん:僕ももう、優勝だけです。

ー応援しております。本日はありがとうございました。