東海大学菅生高校ハンドボール部・廣澤先生&選手と学生分析担当インタビュー

2021.01.29 written by SPLYZA Inc.

10年ぶりに関東高等学校ハンドボール選抜大会進出を決めた、東海大学菅生高校ハンドボール部の廣澤先生とキャプテン・副キャプテン・分析担当の選手3名に大会期間中の活用方法や分析の大切さをインタビューしました。(※なお第35回関東高等学校ハンドボール選抜大会ですが、1月9日に発出された首都圏1都3県への緊急事態宣言に伴い中止となっています。)



ー10年ぶりの関東選抜大会出場おめでとうございます。コロナの影響で大会は中止になってしまったと思いますが、出場が決まった時の心境を教えてください。

廣澤先生:
ありがとうございます。長い間、関東選抜大会に行けていなかったので非常に嬉しいですが、実際には優勝を狙っていたので悔しい部分の方が大きいですね。
菊池さん:
うれしかったです。新人戦前のサマーチャレンジカップがあったのですが、そこではボロボロに負けてしまいました。その結果が悔しくてみんなで頑張って東京都2位になれたことは誇りに思っています。
中野さん:
去年の大会より分析をいっぱいがんばりました。その結果が報われたなと思います。
高野さん:
先輩たちの代でも出られていなかった関東選抜大会に、自分たちの代で出場できたのはとても嬉しいです。


ー予選期間中のSPLYZA Teamsの活用方法を教えてください

廣澤先生:
スカウティングで活用していました。連戦で試合期間が短い中で、いかに相手チームを短時間で分析するか非常に役立ちました。先に先にと見越してやれるチームではないので、次の日や翌週の対戦チームの分析を時間をかけずにやれるという事がポイントでした。
菊池さん:
試合のあった翌日に必ずSPLYZA Teamsを使ってミーティングをしていました。次の対戦相手の映像をみながらフォーメーションとかを分析していました。
高野さん:
SPLYZA Teamsに入っていないメンバーもいるので、タグづけされた映像をプロジェクターに映して全員に共有しながらミーティングをしていました。




ーキャプテンとしては予選期間中SPLYZA Teamsをどのように活用していましたか

菊池さん:
個人的には、大会期間中は連戦でしたが次の対戦相手のプレーやシュートエリアはどこが多いというのがすぐ見られて、拡大機能もあるので癖とかもわかりやすく見られるので助かりました。キャプテンとしても、フォーメーションとか気になるシーンがあったら、できるだけ他のメンバーにも共有するようにしていました。


ーSPLYZA Teamsに登録しているメンバーはキャプテンが選出したそうですね

菊池さん:
はい、主要メンバーや分析がしっかりできる選手を選出しました。試合があったその日に、僕が担当の時間を割り振って次の日のミーティングに間に合うようにみんなにタグ付をしてもらっています。


ー普段はどのような使い方をされていますか

廣澤先生:
試合期はスカウティングですが、鍛錬期は個々のスキルアップで使用しています。練習でも使います。コンビネーションの確認をするために練習用のルームを作って共有しています。複数ポジション担当している選手もいるので、別のポジションの動きをする時でも、いきなり動くよりも事前に視覚的な情報が入っていると理解度が増してスムーズに動けます。拡大機能もスロー再生機能もあるので個々で見て、タイミングやボールのスピードなど改めて気がつくところも多いです。


ー高野さんが分析担当としてよく使う機能やお気に入りの機能はありますか?

高野さん:
個人的には、タグがすごくいいと思います。タグもみんなで分担するので、簡単に早く付けられますし、見たいシーンをすぐ見られるからです。具体的には、相手のディフェンスの仕方や自分のプレーを見たいことがありますが、「ディフェンス」とか「高野」というタグでシーンを絞るとスマートフォンでもすぐ見たいシーンを見られるのでありがたいです。


ーSPLYZA Teamsはいつ見る事が多いですか

中野さん:
寝る前に見る事が多いですが、ダウンロードしておいて移動中も見ています。ダウンロードすると外でもサクサク見られます。




ー廣澤先生が感じるSPLYZA Teamsの導入前の課題と変化はなんですか?

廣澤先生:
試合直前まで、タブレットで相手の特徴的なプレーを何度もメンバーと一緒に確認できるようになったところが大きな変化だと思います。今回勝ち上がれた大きな要因でもあります。相手チームの分析・共有ができていなかったら正直、厳しかったという場面もありました。以前もビデオを撮っていましたが、ビデオカメラで撮影していてそれを見ていたのでそんなに多くの時間を取れませんでしたし、試合の直前まで何度もみんなで見返すなどはできませんでした。

SPLYZA Teams利用してからは、タブレットで持ち運びもできて試合会場でも見せたいシーンの頭出しをパッとできるようになりました。選手も含めて分析力も向上したと思います。


ー選手のみなさんが感じるSPLYZA Teams導入してよかったことはなんですか?

菊池さん:
SPLYZA Teamsを使う前もビデオを撮影していたので映像を見る習慣はありましたが、導入してからもっと映像を見るようになりました。モチベーションが下がっているときや調子が悪い時に、自分のいいプレーをタグで絞って見返せることで、モチベーションアップやどう技術を上げられるか考えられるようになりました。よくないプレーもスロー再生ができるので、しっかり細かく見直せるようになりました。


ーSPLYZA Teamsを今後どう活用していきたいか教えてください。

廣澤先生:
高校スポーツは、自分達がいかに相手を理解して分析するかで勝敗は変わりやすくなると思います。実力差があっても番狂わせが起きる競技はたくさんあって、ハンドボールもその一つです。格上のチームにも勝っていくことはできると思いますが、そのためにはいかに相手を分析して特徴を掴んでどう戦っていくかというところにヒントが隠されていると思います。そのヒントを見つけるためにSPLYZA Teamsを積極的に活用していきたいです。




ー最後にそれぞれ皆さんの今後の目標を教えてください。

廣澤先生:
生徒が主体的に取り組むことで東京都で優勝し、インターハイ出場を目指します!
菊池さん:
コロナで今までみたいにスムーズに練習できず空き時間が増えてしまいましたが、その空き時間でSPLYZA Teamsを繰り返し見て練習外でも成長できるようにしたいです。
中野さん:
SPLYZA Teamsで映像を何度も見返し、自分の欠点を修正しながら最終的にはインターハイ出場を目指します。
高野さん:
自分自身のプレーももっと細かく分析して東京都で注目される選手になりたいです。