【チームを支える「分析班」の存在】愛媛県立今治東中等教育学校サッカー部・谷監督&森山先生インタビュー

2024.05.28 written by SPLYZA Inc.

第102回全国高校サッカー選手権大会では、2大会ぶり3回目の出場を果たした愛媛県立今治東中等教育学校サッカー部。谷監督と、コーチの森山先生にお話を伺いしました。



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ー本日はよろしくお願いいたします。まずはご指導法についてお伺いしたいです。普段、どのような想いを持ってご指導されているのですか

谷監督:
部員が全力でぶつかってくるので、私自身も負けないように全力で指導をしています。“今治東サッカー部”を選んだ以上、チームとして“勝つ”ということを経験させあげたいです。もちろん部活には“勝つ“以上の価値もありますけどね!
森山先生:
指導者・選手・マネージャーも含め全員、それぞれに役割を与えることが重要だと感じています。例えば、私は、谷監督より選手たちとの距離感が近いと思っていますが、そのようにそれぞれの違いの中で指導することを大切にしています。


ーチームとして“岡田メソッド”を体現されていると思うのですが、具体的にどのようなことを行っているのですか

谷監督:
基礎基本の徹底・当たり前のことを当たり前にできる選手の育成のために、『守破離』という考えを指導方針としています。
森山先生:
具体的には「組織的な守備」「質の高いセットプレー」「スピードあるサイド攻撃」という部分を重視していますね。

岡田メソッドとは…主体的にプレーできる自立した選手と自律したチームを育てることを目的としたサッカー指導の方法論の体系です。






ー具体的にどのようにSPLYZA Teamsを活用されていますか

森山先生:
『分析班』というものを作っています。もともと私が一人で映像分析を行っていたりしたのですが…色々大変でした…。


ーそうなんですね…どのような部分が大変でしたか

森山先生:
トップ・セカンドカテゴリ含め、1人で全試合分析するための時間の確保と、その分析したものを選手やチームへ浸透させることがとっても大変でした(笑)でも昨年は、写真にあるように6人の選手が積極的に“分析班”として活躍してくれました。

選手が分担して分析作業をしてくれることによって、時間的にも助けられていますし、何より選手目線での映像分析がチームの“プレー言語”に関してのすり合わせにもつながりました。もちろん谷監督にも必要とされています。



分析班のみなさん


ー実際の分析班の活動の流れを教えてください

森山先生:
映像の撮影は選手がしています。そのあと私含めたスタッフもしくは選手が動画をアップロードし、期日を決めてタグ付けをしていくという流れです。ちなみに昨年は、リーグ戦及び試合に向けてしっかり活用できるようになってきて、選手や谷監督から『今日の映像のアップはまだ?』と催促されるくらいです(笑)
谷監督:
記憶が新しいうちに映像を見たいですよね。選手にもそのくらい積極的に取り組んでほしいと思っています。









ー全校生徒(高校年代男子)の半分がサッカー部と聞きました!これまで公立3校を全国大会に導いた谷監督から見て、今の今治東の“分析班”の存在はどういったものですか?

谷監督:
本当に助かっています。去年の選手権県予選のミーティングは、もう私は喋らなくてもいいかなと思ったくらいです(笑)的を射ていて非常にわかりやすいですね。


ー沢山お聞かせいただきありがとうございます。最後にSPLYZA Teamsを選んだ理由と今後の展望をお聞かせください。

森山先生:
6年前くらいにSPLYZA Teamsを知ったときから個人的に使いたいと思っていました。初めて知った時より新しい機能が追加されていたことや、チームとしても活用できるようになってきたので、2022年から導入しました。
谷監督:
活用方法について色々とサポートしてくれるのも心強いですね。これからも“分析班”に活躍してもらいつつ、「今治東サッカー」を盛り上げていきます!





ー本日はありがとうございました。もうすぐインターハイ予選が始まりますね。スタッフ一同、ご活躍を応援しております!



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