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【分析系女子に聞いてみた!】立教大学女子ラクロス部(代表メンバー&分析班)インタビュー

2020.09.04 written by SPLYZA Inc.

2019年全日本大学選手権優勝で創部初優勝した立教大学女子ラクロス部。自粛期間中にチームメンバーで話し合い分析班を立ち上げ、その中で自チーム分析を担当している4名の選手にSPLYZA Teamsの活用方法や今後の目標についてお話を伺いました。立教大学女子ラクロス部の理念でもある「ずっと強い立教」が体現されました!

▼インタビュイー
おりさん:4年 AT(アタック) 主将
ちよさん:4年 AT(アタック)
とーりさん:3年 DF(ディフェンス)
ゆうのさん:3年 MF(ミディ)



ー本日は、よろしくお願い致します。まず2019年全日本大学選手権で創部初優勝おめでとうございます。全日本選手権でも準優勝でしたね。大学選手権での優勝で感じた選手の成長と、全日本選手権であと一歩及ばなかった理由は何だと思いますか。

おりさん:
ありがとうございます。優勝ができたのは、私たちが「対応型」のチームであることと分析のやり方にあると思います。過去を遡って分析しますが、相手チームが”前にやっていたプレーに対して対応する”という方法ではなくて、”それ以上のプレーを持っていく”ということを意識しています。 分析したものに対して逆をつくだけでなくて、相手をしっかり観察してすぐ対応できるようにしたり、新しい戦術を持っていくことで学生レベルでは通用しました。 しかし、クラブチームに負けた理由も分析に関わっていると思っています。相手のチームの特徴をしっかり捉えて、それに合わせて練習してきていて、加えて自分たちの強みを生かすプレーをしていたのでその差は圧倒的でした。
ちよさん:
優勝できたのは、やはり「対応型」である所だと思います。ルールが変更になったのですが、新しいルールにもすぐに対応できました。また、個人個人のレベルが高いので選手層が厚く、他のチームではポジションを兼任するところが多い中、私たちはポジションの組み方をとても細かくして、一つのポジンションに力を注げるようになっています。 クラブチームに負けてしまった理由は、社会人のレベルが高かったと感じました。今までは学生は社会人にも負けていませんでした。それは、社会人の方が練習の時間が少なかったためです。しかし、最近は社会人の方も退勤後などに練習する時間を確保しているなどとてもレベルが上がっていました。
とーりさん:
優勝できたのはお二人も言っていたように「対応型」であることと、個人個人の優位性が高いことだと思います。新しいことへの変化にも対応できる準備も早いので有意的に勝てるように工夫してきました。 クラブチームに負けてしまった理由は、社会人との声の量と質が圧倒的に違うと感じました。1つ1つのミスへのこだわりも強いので、その違いが1年間積み重なった結果だと思います。
ゆうのさん:
優勝できたのは、皆さんが言っていたように「対応型」であるところが大きいと思います。身体的、技術的、心理的、戦略的優位性がどれだけあるかを試合前に毎回想定しています。技術面で負けていないのであれば、他も負けなければ想定どおりに勝てると考えます。相手の心理の逆をついたりもしますが、戦略でも相手がやっていない新しいことを常にやってきていました。 クラブチームに負けてしまった理由は、社会人のレベルが高かったですし、細かく分析されていていたところだと思います。


ー分析面のお話が出ていましたが、大会期間中はSPLYZA Teamsはどのように活用されていましたか?

おりさん:
導入したのは2019年の3月で、正直この大会期間はまだうまくSPLYZA Teamsを使いこなせていませんでした。試合や練習試合が終わった後に少しのタグを個人がそれぞれ付けて、重要な大会の時期は動画にコメントも入れて使っていましたが、試用期間みたいになってしまっていました。今年から、分析班を立ち上げてSPLYZA Teamsでしっかり分析をやろうと思って、今はタグの数なども増えて活用しています。


ーなるほど、反省を活かして分析班を立ち上げたのですね!具体的にどのように立ち上げたのですか。

とーりさん:
私とキャプテンが声をかけて募りました。私たちは、日本一を目指しているのですが分析にあまり力を入れていなかった事が課題で、ある時、サッカーU19日本代表の分析に関わっている方に、チームの分析について話を聞く機会があり、それをきっかけに自粛期間中にチームを見直しました。そこで、練習の質や試合の質もあげたいと思い代表メンバーも代表ではないメンバーも含めて立教大学として分析班を確立しました。




ー分析班を立ち上げ、今年からSPLYZA Teamsを更に活用してくれてい嬉しいです。SPLYZA Teamsを初めて聞いた時の印象はいかがでしたか?

ちよさん:
知ったきっかけは、HCの佐藤さんが紹介してくれた事です。今まではYouTubeに載っている映像を見ているだけでしたが、シュートや自分の名前を選択するとそのシーンがパッと出てくるのがすごく良いなと思いました。昨年はうまく活用できなくて、練習ではタグはつけていなかったのですが、今年は練習にもタグを付けていてSPLYZA Teamsの凄さを感じています。今のほうが自粛期間で今までのタグを分析班が主体となって作り直して練習も付けられるようにしました。分析班とは別に”ラクロス の教科書”というのを作って代表チームで共有して理解を深め、理解が深まったところで、タグについてももっと深いものに分析班が主体となって変えました。
とーりさん:
初めて知ったときは、私はまだ2年生で代表チームにも入りたてだったので自ら発信することが苦手でしたが、動画上にコメントがついているので直接プレーについてアドバイスをもらう以上にすごく効率的でした。印象で”ミスしちゃった”というのも、他人から見てどうだったのかを試合や練習の後にわかりやすく自分の中にしっかり落とし込めます。
ゆうのさん:
動画に対して、タグやコメントをつける概念を知らなくて、今まではただ流れている映像を見るだけでしたが、動画に対してみんなが共通するものとしてタグ付やコメントをすることで、他人からはこう見られているんだとか、今こういう声かけすれば解決したなと思うことがあってFBの質が向上しました。


ーSPLYZA Teams導入前の課題と導入後の効果はいかがですか?

おりさん:
【導入前】
YouTubeで毎回見ていました。”ビデオカメラで撮影し、パソコンに繋いでYouTubeにアップロードする”という流れでやっていて時間がかかっていまいすぐに振り返りができませんでした。 あと、オンラインではビデオをみながらミーティングができないので、ビデオを見ながら話すには対面で会ってしかできず、練習以外のコミュニケーションがミーティングの時か帰り道で隣にいる子くらいしか話せていませんでした。
【導入後】
オンライン上でのコミュニケーションがすぐ取れるようになりましたし、短時間ですぐアップロードできるので翌日には振り返り済みで練習に取り組めるようになりました。 2人1組で(ペアーズ)攻めることをするのですが、そのときに”こう動いて欲しい”ということを映像上にコメントがかけたり、図に対してこっちに動いて欲しいなども書いています。
ちよさん:
【導入前】
アップロードに時間がかかるので練習では動画を上げる習慣がありませんでした。 練習は「今日ミス多かったな」などその時の感情で反省している部分が大きく、自分のイメージと実際の結果に相違があっても気がつきませんでした。
【導入後】
数値化することで、感情やイメージではなくて数値から見てどうだったのかということが分かるのが効果的です。 すぐアップロードできるので、練習でもビデオにとってタグ付するようになりました。 コメントで書いてくれることによって、自分では「これはだめだった」と思っていても「タイミングは良かったからテクニックだけ直して」と書いてあると、「タイミングはよかったんだ。技術面だけ直せば良いのか」とより具体的に自分の直すべきところがわかります。
とーりさん:
【導入前】
YouTubeで動画を見ていたので2〜3日後に振り返りをするようになっていました。 振り返るのが2~3日後なので忘れてしまっています。
【導入後】
SPLYZA Teamsは当日夜や翌日にはもう映像を見返せるので、覚えている状態で振り返りができることが効果的だと感じます。 印象で振り返りをするのではなく、自分でミスに対しても細かく(テクニックのミスか判断のミスかなど)タグを付けているのでプレーに対する振り返りが細かくり、タグ付をするときに「最近このミスのタグばかりつけているな」とどのミスが多いかわかってきて次に活かせる様になりました。
ゆうのさん:
【導入前】
YouTubeでは誰が見ているかもわからないので、自分も正直見ていない時もありました。 動画を見て振り返る習慣がなく、印象論で振り返りが多かったです。
【導入後】
自分での振り返りだけでなく、他人からのフィードバックがあるところがすごく良いです。 ビデオを見ないと自分だけで完結していましたが、動画にお互いがコメントすることで新しい気づきもありすごく効果的に感じました。 あとはタグをつけるだけでグラフになるところも良いです。 数値化されることで客観的に振り返りができる様になりました。




ー作業効率の向上と分析面でお役立ていただいているんですね。ありがとうございます。具体的な使い方を教えて頂きたいです。タグ付はどうやってやっているのですか?試合や練習で使い分けていますか?

ちよさん:
基本的に、自分のプレーのタグは各自でつけています。 練習の中で紅白戦などゲーム形式でやったときは、代表チームの1つ下のカテゴリであるサテチームに自チーム分析班の選手がいるのでチーム全体のタグはその選手につけてもらっています。 練習と試合でタグの使い分けはしていません。基本的には同じです。 スカウティングとなると少しタグの内容は変えています。


ーみなさんのお気に入り機能をぜひ教えてください!

ちよさん:
タグをつけるだけで円グラフになるところです。自分の名前を必ず付けてプレーのタグをつけるのですが、シュート何本打ったとかミスが何回あって、その中でもどのミスが多かったかという事がひと目でわかる事がすごくお気に入りです。
おりさん:
ちよは数学系なので、数字になる事が好きなんですよ(笑) 私は、動画上にコメントが書けるところです。自分の視野で見たところだけでなくて、ビデオを通して客観的な視点からも細かく指摘できるので。 後輩にとっても、プレーに対して楽に、指摘しやすい環境ができていると思います。
とーりさん:
私は後輩なので、おりさんがおっしゃっていた様にすごく楽です(笑) 私もコメント機能です。試合中や練習中に直接プレーに対する指摘など共有することはなかなか難しいので、コメント機能でプレーに関することをアドバイスもらえるのもタメになるし、自分でもこうします!と直接いうよりも伝えやすくて良いです。 動画を見返すときに、タグで映像を絞り出せるのも見易くて効率的です。
ゆうのさん:
私は、ちよさんと同じでグラフになるところです。 SPLYZA Teamsをうまく活用できていなかったときは、シュートを打たれた本数などを数えて紙に書き、Excelでまとめるという非効率なことをしてしまっていました。それが今は、タグをつけるだけで自動的にグラフになり一目でわかるところは効率的で良いです。

▼立教大学女子ラクロス部が実際にコメントしている画像



ーありがとうございます。コメント派とグラフ派に分かれていましたね。最後に、みなさんの今後のチーム目標と個人目標を教えてください。

おりさん:
【チーム】
今できる試合の最高峰の順位を取る事が第一です。
【個人】
伝える力や人に教える力が私は長けていると思うので、下級生に何を残していけるかを日々意識しています。自分が活躍することは当たり前として、今まで試合に出られなかったメンバーや下級生が活躍できる様な場を作ることを意識して取り組んでいこうと思います。
ちよさん:
【チーム】
これからできる試合では圧倒的に勝って「立教強い」と周りに思ってもらえる様にすることです。
【個人】
人に影響を与えられる様になりたいです。そのために、自分は3年間がんばってきましたが、去年までは試合はずっと出られず、今年ようやく出られるになりました。 ここまで頑張ってき姿を最後1年で見せることで「努力すれば目標は達成できる」ということを伝えたいです。
とーりさん:
【チーム】
今できる試合でベストを尽くすことです。立教大学女子ラクロス をブランドとして体現したいです。
【個人】
試合は4年生がメインで下級生が数名しかいないので、「ずっと強い立教」の理念のもと、試合に出ているメンバーとして来年にどうつなげるか、来年も日本一を目指すんだと私たちの代と下級生に思わせることが私の役割だと思うのでそれを全うします。
ゆうのさん:
【チーム】
皆さんと同じ様に、今できる試合の中でベストを尽くすことです。去年の結果に満足せず、それ以上の高みを目指します。
【個人】
発信力をつけることです。 去年試合に出た時に私は2年生で、先輩方が多かったので後ろについていく様な消極的なプレーをしていましたが、3年生にもなったので4年生が抜けた時のことも考え、周りに影響力と発信できる様なプレーヤーになりたいです。技術面はもちろん、コート外でも周りへの発信を心がけたいです。


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