東北大学学友会サッカー部・菅野選手兼チーフアナリストインタビュー

2019.01.22 written by SPLYZA Inc.

東北の大学サッカーリーグ1部に所属する東北大学学友会サッカー部。学生主体のチームでありながらアナリストチームを結成し、本格的な指導者を擁するチームに勝利するなど結果も出し始めています。そのチームで選手兼チーフアナリスト(分析班長)を務めていた菅野選手にお話を伺いました。
※こちらのインタビューは2018年12月13日(木)に行われました。


ー本日はよろしくお願いします。まずは、東北大学学友会サッカー部がどのようなチームか聞かせてください。

菅野選手:
現在は部員50人ほどの学生主体のチームで、運営は選手達で分担して行なっています。主将、副主将、主務という役割があり、その幹部が中心となって練習や試合などについて決定権を持つというチームです。



ー今期の大学サッカーリーグ1部では、前期(1勝1分5敗)の結果と比較して、後期(4勝1分2敗)の結果は素晴らしかったですね。何かきっかけはあったのでしょうか?

菅野選手:
前期から後期にかけてシステム変更を行ったのがきっかけだったと思います。前期と後期の間に行われた夏合宿で、チーム内で議論して、よりポジティブに戦えるようなシステム変更を行いました。その変更が初戦勝利につながり、そのまま勢いに乗って、後期を良い結果で終えることができたと思っています。

ー悪い流れであっても議論して改善していけるのは良いチームだと思います。そんな中でSPLYZA Teamsはどのように利用されていたのでしょうか?

菅野選手:
自分たちの試合動画を共有して、見やすくするために利用していました。今まではYouTubeで共有していたのですが、見たいシーンを探すのに手間がかかっていました。SPLYZA Teamsならタグがついているシーンにすぐに飛べるので、かなり振り返りやすくなりました。



ーちなみに動画へのタグ付けはどのような役割分担をされていますか?

菅野選手:
アナリストチーム全員で行なっています。10人ほどいるので、各試合1人10分ずつくらいに分担してタグを付けています。ちなみにこの分析班は、SPLYZA Teamsの導入をきっかけに作られました。

ー弊社のプロダクトがきっかけでアナリストチームが生まれたのは非常に興味深いですし、我々としても本望です。チームにおいてはどのような役割を果たしているのでしょうか。

菅野選手:
今は試合へのタグ付けで気づいたことを、チームにフィードバックする役割です。それらのフィードバックをスタメンや戦術を決めるときに役立てています。



ー分析がチームの意思決定に役立っているのですね。ちなみに、どんなタグを使っているのでしょうか?

菅野選手:
見たいシーンを中心に、「シュート」「空中戦○」「空中戦×」「セカンドボール○」「セカンドボール×」など、あとは「Good」というタグも使っています。ただ、分析班のメンバーそれぞれ新しいタグを作るので、現在はかなり種類が増えています。ですので、その部分のコントロールは必要になってはきています。

あとは来シーズンに向けて新しい体制づくりを行うプロジェクトも進行中です。既にある幹部やアナリストチーム以外に、フィジカル班や広報班などを作って運営をしていきたいとも考えています。


▼東北大学サッカー部ホームページ
http://hyojosoccer.com/