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【小ネタ】欧州5大リーグ(2019/20シーズン)のスタッツに関するクイズ-解答の解説編

2020.08.05 written by Daichi Kawano(SPLYZA Inc.)

8/5(水)のお昼頃にTwitterで出題した「欧州5大リーグ(19/20)のスタッツに関する問題」の解答編となります。問題は以下↓


なお全てのスタッツの引用元はFBref.comとなります。クイズの難易度的に丸腰で挑んでもほぼ完答は不可能。当テストにおいて100点をとるためにはこのサイトを参照する必要がありました。それでは実際のスタッツランキングを見ながら答え合わせをしていきましょう。

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問1は「クロスボールを多く供給した順に並べよ。」となります。選択肢はA.シェフィールド・ユナイテッド/B.リバプール/C.マンチェスター・シティ/D.セビージャ/E.フランクフルトの5クラブ。


FBrefの「2019-2020 Big 5 European Leagues Miscellaneous Stats」から「Performance > Crs」の項目をソートすることで確認できます。あまりマンチェスター・シティにクロスボールのイメージが無い方も多いかと思いますが、額面上はマンCが「クロス爆撃王」に。なおチャンスメイクの回数と比較するとフランクフルトとシェフィールドUは特に"クロスボールの頻度が高い"と言えるでしょう。


ということで問1の答えは「C>E>D>B>A」。「マンチェスター・シティ>フランクフルト>セビージャ>リバプール>シェフィールド・ユナイテッド」の順となります。

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問2は「xG(得点期待値)の低い順に並べよ。」となります。選択肢はA.ローマ/B.アタランタ/C.ラツィオ/D.パリサンジェルマン/E.ライプツィヒの5クラブ。


FBrefの「2019-2020 Big 5 European Leagues Shooting Stats」から「Expected > xG」の項目をソートすることで確認できます。ここでもマンチェスター・シティが1位に。シーズントータルの値とはいえxGが「93.0」はちょっと訳がわからないですね。他にはローマやライプツィヒが欧州TOP10に入ったのは意外だったかもしれません。リーグ別でのTOP10入り最多はセリエAの5クラブとなっていますが、これはセリエAにPKが多いことも影響しています(PKにおけるシュートが最も"xG"の値が高いため)。


ということで問2の答えは「C<E<D<A<B」。「ラツィオ<ライプツィヒ<PSG<ローマ<アタランタ」の順となります。

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問3は「ナツメグ(股抜き)を40回以上成功させたチームを全て選べ。」となります。選択肢はA.アーセナル/B.マンチェスター・ユナイテッド/C.ノリッジ・シティ/D.トッテナム/E.ドルトムント/F.パーダーボルン/G.レバークーゼン/H.ナポリ/I.ローマ/J.サッスオーロの10クラブ。ここでいきなり"パーダーボルン"っていうマニアックなチームが出てくるのめちゃくちゃ怪しい。


FBrefの「2019-2020 Big 5 European Leagues Possession Stats」から「Dribbles > Megs」の項目をソートすることで確認できます。今シーズン40本以上ナツメグを成功させたのはまさかのパーダーボルンとドルトムントの2クラブのみ。ちなみに該当する2チームにおけるナツメグ成功者の上位3選手は、パーダーボルンはカイ・プルガー(9本)/ジャミル・コリンズ(6本)/ゲリット・ホルトマン(5本)。ドルトムントはアクラフ・ハキミ(10本)/ジェイドン・サンチョ(9本)/ラファエル・ゲレーロ(8本)。こんなの判る訳ないですよね。ただでさえ欧州5大リーグにおいて最も試合数の少ないブンデスリーガから2チーム。今回の5つの設問において最高難易度の問題であったかと思います。


ということで問3の答えは「E,F」。「ドルトムント、パーダーボルン」の2チームとなります。

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問4は「ハイボール(肩より上の高さのパス)が多い順に並べよ。」となります。選択肢はA.リバプール/B.バーンリー/C.ヘタフェ/D.エイバル/E.オサスナの5クラブ。


FBrefの「2019-2020 Big 5 European Leagues Passing Stats」から「Height > High」の項目をソートすることで確認できます。プレミアはロングボール(ここでは"距離"ではなく"高さ"の意味)が多いイメージかもしれませんが、実はイングランドよりもスペインのほうが「ロングボール(ハイボール)大国」だったりします。中でもエイバルとヘタフェはぶっちぎっていますね。ちなみに欧州TOP20の中にリーガから11クラブがランクイン。リーグ別でみてもリーガは平均110本と5大リーグで最も"浮き球"を多用しているという結果に。


ということで問4の答えは「D>C>E>B>A」。「エイバル >ヘタフェ>オサスナ>バーンリー>リバプール」の順となります。

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問5は「枠内シュートが250本を超えたチームを全て選べ。」となります。選択肢はA.チェルシー /B.リバプール/C.マンチェスター・シティ/D.レアル・マドリード/E.バルセロナ/F.ユベントス/G.アタランタ/H.ナポリ/I.インテル/J.バイエルンの10クラブ。


FBrefの「2019-2020 Big 5 European Leagues Shooting Stats」から「Standard > SoT」の項目をソートすることで確認できます。19/20シーズンの欧州主要リーグにおいて"枠内シュート250本"を超えたのはアタランタのみとなりました。各リーグでの得点数もマンチェスター・シティ(100ゴール)、バイエルン(97ゴール)に次ぐ96ゴール。さらには守備の国イタリアでの記録ということで、アタランタ攻撃陣の破壊力が如実に数字にも表れています。ちなみに過去5シーズンにおいて最も枠内シュートを放ったのは15/16シーズンのレアル・マドリード(296本)。


ということで問3の答えは「G」。「アタランタ」の1チームのみとなります。

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以上、クイズの解答と解説でした。いつも出題しているような内容と毛色も違い、かなり難しかったかと思いますが楽しんでいただけましたでしょうか。今後も"役に立ちそう"なクイズを出題していければと思います。ご回答いただいた皆様、ご参加ありがとうございました!

プロフィール:河野大地 (Daichi Kawano) デザイナー/アナリスト

宮崎県出身。約10年の広告制作会社勤務ののち、長年趣味で行なっていた映像編集技術やデータ分析、インフォグラフィックに関するスキルを買われスポーツテック業界へ2018年に転籍。現在は株式会社SPLYZAにて試合映像分析アプリの開発・運用にUI設計&デザイナーとして携わる。4児の父。

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