【TIPS】映像分析の出発点:スポーツの試合映像撮影機材の「選び方の極意」教えます!

2021.06.03 written by Tatsuya Toyama(SPLYZA Inc.)

「試合を撮影して映像分析をしよう!」と思い立った時、まず撮影機材は何を揃えようかと考える方も多いはずです。そこで、今回はSPLYZA Teamsで様々なチームのスポーツ映像分析をサポートしてきたSPLYZA外山がオススメの撮影機材を屋外スポーツと屋内スポーツに分けてご紹介します!

**


★オススメ度No.1:【ビデオカメラ×Bi Rod】

高校・中学の部活動では、既にビデオカメラは部で持っている。という方も多いのでは無いでしょうか?屋外スポーツのサッカー・ラグビー・ラクロスの映像撮影において、ビデオカメラはズーム機能や広角レンズなどの機能があり大変オススメです。

ビデオカメラは持っていない!どんなビデオカメラを買えばいいんだ!そんな時は、購入前に抑えて欲しい3つのポイントがあります。

・Wi-Fiモデルのビデオカメラを選ぶ
・カメラのバッテリーは複数試合を撮影するのにもつかどうか
・広角レンズのモデルを選ぶ

その中でもSPLYZAがオススメするカメラは、「SONY Handycam HDR-CX680」です!



3つの撮影ポイントを全て網羅しているモデルです。光学30倍ズームでラグビーのスクラムシーンのアップ撮影もバッチリです。

このビデオカメラとセットで利用して頂きたいのが「Bi Rod」という高所撮影機材です。Bi Rodは地上にいながら最大7.5mの高さから撮影できるロングロッドです。

どのような映像が撮影出来るかは、こちらの写真でご確認ください。カメラの性能にもよりますが、サッカーのグラウンドであれば、まるでプロの試合を見ているような高さから試合映像を見ることが出来ます。



この高さから撮影出来る点でも大きなメリットではあるのですが、他にも良い点があります。それは「軽い・持ち運びしやすい」という点です。

▼以下の写真は7.5mフルカーボン製仕様のもの


重さも約1.6kgと大変持ち運びやすいです。このように、Bi Rodはサッカー、ラグビー、ラクロスなどの屋外スポーツを撮影するにと適しているといえます。

**


続いてビデオカメラ×Bi Rodを活用した撮影方法にをご紹介します。

ロッドの先端にカメラをセットして撮影します。ロッドの先端にあるカメラの映像を確認するのは地上になります。Wi-Fiモデルのカメラであれば専用のスマートフォンアプリで遠隔操作が可能です。オススメのSONY Handycam HDR-CX680でも「Imaging Edge Mobile」という専用のスマートフォンアプリがあります。このアプリを活用すれば地上でも映像確認が可能です!

▼Bi Rodの撮影風景


また、Bi Rodには2種類の素材で製品が展開しています。フルカーボン製とグラスファイバー製です。値段はフルカーボンの方が2倍程度高いです。

ただし、購入する場合はフルカーボンをオススメしています。グラスファイバー製では風でのしなりが強く撮影映像が大きく揺れてしまうからです。フルカーボンでも風の強い場合はかなり揺れてしまいますが、グラスファイバーほどではありません。

重ねて、長さも3種類あります。4.5m/7.5m/11.5mとあります。11.5mまでの高さはスポーツの撮影で必要が無いと思います。4.5mか7.5mのどちらかで選択されるのが良いでしょう。SPLYZAでは、4.5mでも問題は無いと思いますが、実際の映像を見て比較して貰えればと思います。

▼4.5mで撮影

▼7.5mで撮影


予算との兼ね合いもあるとは思いますが、費用を出せるのであれば7.5mをオススメします。

この撮影機材セットが一番オススメですが、SPLYZA Teamsを活用するうえでライブタグがし辛い。動画アップロードに手順増えてしまう。という点があります。SPLYZA Teamsを活用する上でライブタグを重視したい方は、事前にビデオカメラでのライブタグ利用方法を担当営業に確認して貰えればと思います。

加えてデメリットとして、機材の費用が高くついてしまうことでしょう。HDR-CX680は79,000円、Bi Rodの7.5mフルカーボンは71,280円とどちらも決して安いとは言えません。ただ、その分に試合を見返すのが楽しくなるのは間違いないです!

**


オススメ度No.2のご紹介の前に、上級者向けの撮影機材をご紹介致します。それは GoPro×Bi Rodです。 GoProはアクションカメラで耐久性に優れており、軽くて持ち運びに便利です。そして、GoProはSONY Handycam HDR-CX680よりも安い。

但し、撮影した映像ファイルがかなり大きくなってしまい、ファイル転送に時間がかかる。加えて、通信環境が良いところでないとSPLYZA Teamsへのアップロードにかなりの時間がかかってしまう。という問題点があります。アップロードする方の通信環境が良い場合は、 GoProをオススメしたいのですが、そうではない人もいるかと思います。

だからこそ、上級者向けの撮影機材コンビといえます。通信環境が整っている方でしたら是非 GoProを!

**


★オススメ度No.2:【iPhone/iPad×アルミ製伸縮ハシゴ】

新しくビデオカメラやBi Rodを買う予算は無い。出来れば、生徒のiPhoneや学校のiPadで撮影したい。ホームグラウンドでの撮影で高さが欲しい。そんな方にオススメな組み合わせです。

多くのみなさんがスマートフォンとして利用しているiPhone。また、最近の教育現場ではICTの推進によって学校でiPadを利用することが多いと伺います。

iPhoneやiPadは屋外スポーツの撮影でも活用出来るのか?答えはYesです。SPLYZA Teamsを活用するにあたり、iPhoneやiPadを活用すると、動画アップロードがしやすく、ライブタグもしやすいことが特徴です。

アルミ製伸縮ハシゴは、私たちがユーザー様から教えて頂いた製品です。通常なら工事現場などで使うような物だと思いますが、この高さを利用して屋外スポーツの撮影も可能です。

Amazonや楽天市場で「伸縮ハシゴ」で検索すれば様々な製品が出てきますが、私どもが購入したものでご紹介させて頂きます。サイズは3.1m+3.1m。積載量は150kg。本体重量は20kg。キャスター付きです。現在、Amazonで同一商品は在庫切れていますが、購入当時は約20,000円程度でした。

▼実際の商品はこちら


このハシゴを活用した撮影手法は様々なやり方がありますが、一例としてはこのような形になります。

▼実際の撮影の様子


▼この高さから撮影された映像はこちら


という訳で、映像のクオリティが問題なければこのアルミ伸縮ハシゴもご検討ください!

ここで、デメリットもお伝えしておきます。それは重量です。この伸縮ハシゴは20kgもあるのでかなり重いです。学校で置いておくだけであれば大きな問題は無いのですが、他の会場に運ぶには必ず車で移動させなければ危険です。車からグラウンドまで距離がある場合も一苦労です。この点は必ず考慮に入れて頂ければと思います。

**


★オススメ度No.3:【 iPhone/iPad×アルミ作業台】

アルミ作業台は私が小学生のサッカーチームで実際に利用している高所撮影機材です。Amazonや楽天市場で「アルミ作業台」で検索すれば様々なものが出てきますが、私がホームセンターのCAINZで購入したものでご紹介させて頂きます。

高さは78.5cm。積載量は100kg。本体重量は5kg。一番上の作業台は幅89×奥行44.5ということで、成人男性が上に余裕で立てるスペースはあります。値段は5,480円(税込)でした。

▼アルミ作業台での撮影の様子


▼この作業台から撮影された映像はこちら


小学生8人制サッカーのコート(縦68m×横50m)であれば、この高さでも十分に俯瞰して見えるといえます。但し、11人制のFIFA推奨コートサイズ(縦105m×横68m)だと物足りなさはあるかもしれません。

しかし、アルミ作業台の良いところは他の機材と比べて圧倒的に安く、軽いことです。今回紹介したCAINZのアルミ作業台(3段)は折りたたみも可能です。多くの類似のアルミ作業台は折りたたみが可能です。この大きさであれば、車にも余裕で積み込みことが可能です。そして、片手で運ぶことが出来ます。小学生世代の撮影では大変オススメです。

続いて、屋内スポーツのオススメ撮影機材をご紹介させて頂きます。

**


★SPLYZA Teamsを活用した撮影機材ならもう1択!:【iPhone/iPad×三脚】

屋内スポーツであるバスケットボールやハンドボール、バレーボールを行う体育館は多くの施設で2階からの撮影が可能です。そこで高さをわざわざ出す必要が無いことがほとんどです。また、コートの大きさもサッカーやラグビーのように大きくありません。そのため、広角レンズのカメラを選定する必要もないのです。

そんな環境でSPLYZA Teamsをフル活用するのであれば、撮影カメラはiPhone・iPadが良いです。ライブタグの活用、動画撮影後のアップロードのしやすさ。この点から考えてiPhone・iPadがベストと言えます。そして、是非、三脚をご活用頂ければと思います。



過去記事「【TIPS】映像を分析する前に…まずは”撮影のテクニック”を身につけよう!」にもあるように手ブレ防止の為、撮影者の負担軽減の観点からも三脚の利用を推奨させて頂きます。

**


以上、スポーツ撮影機材の選び方極意でした。

SPLYZA Teams利用を検討されているチームの皆様はどう撮影するのか?という問題には必ずぶつかると思います。また、現時点で活用されている方々も現状に満足されていない方はこの記事を参考にして頂ければ嬉しい限りです!

プロフィール:外山 達哉 (Tatsuya Toyama) セールス/Webマーケティング

静岡県浜松市出身。高校卒業後、日本大学文理学部体育学科に進学。在学中は東京都大学サッカー連盟の幹事長を務め、大学スポーツの運営を経験。新聞社グループの広告会社からキャリアをスタートし、その後、Web広告業界へ転職。スマートフォン広告のアカウントプランナーを2社で経験。2017年、静岡へUターンを期にWeb制作会社を経て、2020年から株式会社SPLYZAにジョイン。SPLYZAでは、Webマーケティング、セールスに従事する傍ら、地元のサッカー少年団でコーチをしている。

Twitter
facebook